Running
Marathon

本日のお客様

本日のお客様は、２回目のフルマラソンに挑戦する、女性ランナーです。

お客様データ

• 二児の母
• 元競歩・中長距離選手
• フルマラソン自己ベスト：４時間14分
• フィッティング歴：18足

お客様エピソード

普通の店じゃないからね

21年前。

高校１年生の彼女は陸上競技部に入部しました。
幸運にも、顧問の先生が熱心でした。
彼女も日々の練習に熱心に取り組みました。
中・長距離走をはじめ、競歩にも挑戦しました。
でも、ひとつ、問題がありました。
外反母趾が原因で、走ると足が痛むことがあったのです。
それを知った先生が、彼女に、ある店のことを教えてくれました。

「その店に行って、足のことを相談しておいで」

そして、こんな言葉を付け加えました。

「ちょっと普通の店じゃないからね」

２年間で16足

彼女は緊張でドキドキしながら、その店に行きました。
ひとりの女性店主が、色々話してくれました。
そして、足型を採って、足に合うインソールをオーダーメイドで作ってくれました。
そのインソールを入れたランニングシューズを履くと、彼女は不思議と外反母趾の痛みを感じなくなりました。

彼女は、その店主のことが少々苦手でした。
そこで、店に行く時は、まだ幼い妹を一緒に連れて行ったりしました。
それでも彼女は、競技をつづけるかぎり、ずっとその店でシューズをフィッティングしました。
その数は、２年間で16足にのぼりました。
専門種目となった競歩では、近畿大会まで進出できました。

ふたつの願い

その後。

彼女は大学を卒業し、英語の先生になりました。
結婚をし、子供がふたり生まれました。
子育てで目のまわるような忙しい日々を送るようになりました。

そんな彼女には、やりたいことが「２つ」ありました。

ひとつ。
「得意な英語を使える外国へ行きたい」

ふたつ。
「フルマラソンを走りたい」

そして、なんと、この「ふたつの願い」を一気に叶える方法が見つかったのです。
というのは――

彼女の住む大阪府のＩ市は、アメリカ・ミネソタ州にあるブルーミントン市と、姉妹都市となって国際交流を重ねてきました。
そのブルーミントン市で開催されるマラソン大会に、Ｉ市が派遣ランナーを２名だけ募集していました。
彼女が応募すると、そのひとりに当選したのです。
彼女は、「外国へ行って」「フルマラソンを走る」ことになったのです。
しかも、費用はＩ市がもってくれるのです。

19年ぶりのインソール

実は、彼女は、過去に一度だけフルマラソンに挑戦し、4時間14分で完走した経験がありました。
でも、それももう10年前の話です。
それからは出産も経験し、年齢も重ねています。
それに、外反母趾で足のことも心配です。
彼女は、思いました。

「やはり、走るには『あの店』に行くしかないな――」

――そんなこんなで、彼女、Ｍさんが、19年ぶりのご来店です。
ベビーカーには、１歳になる男の子が。

今回、Mさんには、２足のシューズをオーダーメイド・インソールでフィッティングしました。

再会を喜ぶ川見店主とＭさんの話は尽きません。
ランニングのことから、子育てや家事や料理や教育のことまで――。

ミネソタ州ブルーミントン市の「ツインシティマラソン」は、2023年10月01日に開催。
Ｍさん、楽しんできてくださいね！

Mさん、19年ぶりにお元気な顔を見れて、うれしかった！
それに、いくつになってもやっぱり走ってるんだ！ってことも、うれしいです！
アメリカもマラソンも、思いっきり楽しんできてね！

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