外反母趾に悩む理学療法士さんの足を楽にするナースシューズとウォーキングシューズのインソール例

NURSE SHOES
その電話の声は…
ご予約の電話がかかってきた。
男性の声だった。
外反母趾がひどく、足が痛いとのことだった。
普段履き用のウォーキングシューズと、仕事用のナースシューズのフィッティングがご希望と言われた。
つまりは、病院にお勤めなのだとわかった。
話し終えた最後に、男性はこう付け加えた。
「実は、20年ほど前にも、この店でインソールを作ってもらいました」
電話を切って、顧客管理のデータを調べた。
男性の名前は、確かにあった。
Kさん。
当時、高校生。
陸上部で長距離選手だった。
Kさんのカルテを探した。
2007年。
カルテには、高校生のKさんが自分で書いた「名前」が、まだ幼さの残る文字で残っていた。
足型測定用紙には、採寸したKさんの足型も残っていた。
両足の親指が外側に向かって曲がり、親指のつけ根の骨が大きく突き出していた。
Kさんは、高校生の頃から外反母趾に悩んでいたのだ。
18年ぶりのご来店
というわけで、本日のお客様は、外反母趾にお悩みの男性Kさんです。
なんと、18年ぶりのご来店です。
お客様データ
- 理学療法士
- 外反母趾でお悩み
- 来店歴:18年ぶり
- フィッティング歴:6足
今、Kさんは、理学療法士をされてます。
川見店主は今後のKさんの「足と体の健康」を考え、足袋シューズの使用をすすめました。
また、Kさんは、ランニングもはじめたいと考えておられます。
結局、4足のシューズをフルオーダーメイドのインソールでフィッティングすることになりました。
フィッティングした4足
- 仕事用ナースシューズ(持込み)
- ウォーキングシューズ
- ランニングシューズ
- 足を鍛える足袋シューズ









シューズ袋に残る「文字」は
シューズとインソールの履き心地を確かめながら、Kさんが言いました。
やっぱりインソールを入れると全然変わりますね。快適に歩けます。
お持込みのナースシューズ。
Kさんは、青いアシックスのシューズ袋に入れて持参されました。
高校時代に使用していたものでしょう。
黒色のマジックペンで
「○○高校」
「○○○○」
と名前が書かれていました。
それは、18年前のカルテに残された、あの幼さの残るKさんの文字と同じでした。

大人になってから、ふたたびご来店いただくことが、どれほどうれしいことでしょう!
Kさん、また高校生の時のように走りはじめてくださいね!