大阪国際女子マラソン6年連続出場!女性のランニングシューズとインソール例

Running
Marathon
本日のお客様は
本日のお客様は、フルマラソンの自己ベスト記録3時間07分の女性ランナーです。
千葉県からはるばるのご来店です。
お客様データ

- 千葉県在住
- フルマラソンベスト:3時間07分
- 大阪国際女子マラソン6年連続出場
- ランニング歴:19年
- 当店の来店歴 :16年
- フィッティング歴:35足
キレイなランニングフォームで
30年ほど前の話。
店によく来る大学生がいた。
彼は川見店主に言った。
「一度、僕ら陸上部の練習を、大学に見に来てくださいよ」
その大学のキャンパスは、川見店主の自宅近くにあった。
次の日曜日、川見店主は大学に足を運んだ。
土の400mトラックでは、学生たちが練習で汗を流していた。
川見店主は、その中の、ひとりの女の子に目をとめた。
その女の子は、ひときわキレイなランニングフォームで、トラックを走っていた。
彼女は短距離選手で、専門種目は400mだった。
お前んちの母さんだけ
その女の子は、やがて、同じ陸上部の男の子と結婚。
ふたりの間には、3人の子が産まれた。
彼女は、仕事と家事と育児で忙しい日々の中でも、時間を見つけて走っていた。
毎週の日曜日は、早朝から走りに出かける。
子どもたちが起きる頃には、お母さんの姿は、すでに家になかった。
朝食だけが、テーブルに用意されていた。
子どもたちは思っていた。
「どこの家のお母さんも、日曜日の朝は走りに行くものなんだ」
しかし、中学生くらいになると、彼らは知ることになった。
この話を友達にすると、みんなに、こんな風に言われた。
「そんなことしてんの、お前んちのお母さんだけだぞ」
密かな夢を
彼女には、密かな夢があった。
「大阪国際女子マラソンに出場する」
その夢を叶えるため、移り住んだ千葉県から、はるばるオリンピアサンワーズに足を運んだのは、2006年の夏。
川見店主との再会は、自分の足に合うインソールとの出会いでもあった。
以来、彼女は、毎年、千葉県から来店し、ランニングシューズをフィッティングするようになった。
5年後の2011年、ついに彼女は夢を叶えた。
そして、その後も夢を叶えつづけた。
大阪国際女子マラソンでの記録
- 2011大会 3時間09分
- 2012大会 3時間07分
- 2013大会 3時間08分
- 2014大会 3時間08分
- 2015大会 3時間14分
- 2016大会 3時間16分
35足目のシューズを
こんな彼女、ヨシエさんが、今日も千葉県からご来店。
2足のランニングシューズをオーダーメイドインソールでフィッティング。
これで、ヨシエさんのシューズのフィッティングは、通算で35足。






16年もの間に
ヨシエさんとのシューズのフィッティングには、そう時間はかからない。
川見店主の作るインソールは、ヨシエさんとともに、16年もの間、途方もない距離を走ってきたのだ。
川見店主はヨシエさんの「足」を、ヨシエさんは川見店主の作る「インソール」を、よく知っている。
ふたりの時間は、フィッティングよりも、むしろ「おしゃべり」に費やされる。
話題は、ランニングフォームや練習方法のことから、仕事、子育てにいたるまで、多岐にわたる。
こうしてふたりは、お互いが走ってきた人生も、ともに分かち合い、そしてまた走りだすのだ。

ここ数年、ランナーたちは、フルマラソンを走る機会を奪われてきた。
もちろん、ヨシエさんも、そのひとりだ。
ようやく、日本全国でマラソン大会が開催されはじめている。
次の11月、ヨシエさんは、ふたたび42.195kmのスタートラインに立つ。
大会は「ちばアクアラインマラソン」。
ヨシエさんは思っている。
自分がここまで走りつづけてこれたのは、ダンナさんや、子供たちみんなの応援があったればこそだと。
(そうですよね?)
ご健闘をお祈りいたします!

トラックを走っていた女の子の姿を今でも覚えています。
いつまでもキレイなフォームで走りつづけてくださいね!